家人の好物がこの鶏の骨付きもも肉であります。 なんでも、思い入れがあるらしく、昭和な家人の子供の頃、お誕生日といえばこのもも肉の焼いたのが出たのだそうだ。 初めの頃はこれが好きだと云うので、クリスマスなどたまには焼いたが、焼く度に、こんなん違う的な文句がでるのでもう焼いてやんないと決意し、ずいぶんとご無沙汰した。 元々このような骨の付いたような肉は火の通りも悪くグロテスクでもあるし、同じももだから骨のないのでも同じではないかと云うと、いや、骨があるからこそおいしいのだとか云う。 だいたいが、マザコン的想い出が絡むおかずなんてものは作りたくないのがオクサンの本音ではないか。だってどんな味に仕上がったものなのか義母さまはとうの昔に亡くなっていて、私は食べたことがない。食べたことのないものの味付けを同じ風に作れといわれても困ってしまう。 今回、鶏肉屋に使いをたのんだら自分で骨付きもも肉を買ってきたもので「ちっ」とか思う。 焼いてる途中で、照り焼きでいいのやねっ、と聞きにいったら、声がこわいという。 悶着がおこるのを恐れたか、今回は文句のようなことは云わず、ワァ大きい、とのたまう。
by totisansan
| 2010-11-30 18:47
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